2012年10月6日土曜日

うーん

友人より、取引先の人で、米の乾燥機が壊れているので修理に行ってね。という
またまた訳のわからんことを言われて、車で拉致られる。

いや、これ直せるんですか・・・・
症状は電源は入るが、動かない。と聞いていたので、まぁ年数的にもモータの進相コンデンサのパンクと踏んでいたが、
実際の症状はボイラーが点火せずとの事。
業者に見てもらったところ、コントロール基板不良らしい。
が、もう部品がないので買い換えてね♪という。まぁ商売だしねぇ。

で試しに動かしてもらうと・・・・案の定動く(笑)
まぁそんなもんですよ。
だが、それを最後に動かなくなる。
進相コンデンサの容量をチェック。以外にも問題なし。
となると、業者が言うようにコントロール基板不良かぁ。
コントロール基板を見てみる。

・・・うわぁ。2SC1815やら74HCのロジックやらリレーやらすっごく身近な部品しかないw

経験的にリレーが多少怪しいが、こいつらは少々じゃぁ壊れん!!
しかし、確認しようにもボイラーの隣に基板があって、テスター当てているときに万一火がついたら
危険だし、電源200vだしで確認が取れず。
しかも明日の朝までに直せとのこと(友人より)なので、不本意ではあるが、全ての部品を交換する。
ついでに、すべての部品について不良品チェックを行う。
リレーがもう廃止品で、同等のものが既に市販されていなかったが、偶然ジャンク屋に同じメーカの使えそうなリレーがあったので購入。
ピンもそのままで、機能差がある接点は使われていなかったのでセーフ。
一番大変だったのは、回路図もない状態で、部品が実装されたまま、抵抗、コンデンサの値を読み取り、漏れ無く購入することだった。
(やっぱり2つばかし抵抗に漏れがあった)
トランス、サイリスタ、コネクタ以外特殊部品がなかったので全て揃った。
もしこれで本当に制御基板が悪かったとして、部品がないから修理不可能って・・・
普通に揃ったぞ。
(しめて2千円弱。それでも広島は部品が高い。買えるだけ有難いのだが。)
 これから、非常に地味な作業が待っている。
部品点数は50点を超える。
 ロジックICの論理チェックも行う。
 ひとつひとつ部品を外してはチェック。
途中で抵抗のカラーコードをメモし忘れたり、勘違いしてメモしたために、4本ほどどこにあったか
不明な抵抗を出してしまい、小一時間悩む。
回路図も無いので、該当の周辺回路図を解析し、最終的には感と経験により値を決めた。

完全徹夜で組み上げる。
結果リレーも含めて問題なし。


現地で実装。試運転するもやはり動かず。
よく見ると、大元のマイコンが入っている箱につながる線がネズミに食い荒らされてる!!
多分原因はネズミが線をかじって、どこかが半断線しているのだろう。
しかも金属ケースなので、剥き出しになった線がケースとショートしているのも考えられる。

一応念の為ネズミの糞まみれなマイコン箱の中を開けてみたが、特にコンデンサのパンクの形跡はなかった。まぁ容量は減っているだろうから、交換したほうがいいだろうけど、直接の原因では恐らくないでしょう。
こっちが壊れると修理不可能だしなぁ。
今時NECなマイコンとかPLDとか入手無理だし。そもそも中のロジックわからないし。
中にもリレーが大量にあったので、もしかしたら不良かもだけど、割といいものが使われていたので、配線がくさい。
配線なら直せるかもとのことなので、今回は撤収。
何気に元本業な人じゃないか疑惑があったのですが、真相はいかほど?

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