2013年9月8日日曜日

RedHat版OpenStackを試してみた。

前回OpenStackを試してみたのですが、なんとなく使いづらかったので、RedHatが提供(?)しているやつを試してみました。

インストールはここを参考。基本CentOSをインストールして、リポジトリ登録したらコマンド一発で全て入る上にセットアップもされます。サーバ監視用にnagiosも自動で入ります。

インストールは格段に楽。これ、CloudStackにもほしいぞ!

画面はこんな感じ。



ネットワーク図とかも出て、おお!って感じだけど、何をしていいのか直感的によくわからない。
最後まで仮想マシンたちをインターネットに接続することは出来なかった・・・


OpenStackを試してみた。

前回、CloudStackがメモリオーバーコミットが出来ないとのことで、OpenStackだとメモリオーバーコミットが可能と教えてもらったので、試してみました。
OpenStackはインストールがとにかく辛いという印象しかなく、FedoraかUbuntuでしか動かないとかあまりいいイメージを持っていませんでしたが、情報は結構ある印象でした。

今はAll-in-Oneでインストールしてくれる専用ディストリビューションがあるんですね。
という訳で、この辺りとかこの辺りを参考に、専用ディストリビューションの一つ(?)である、Alamoというのを入れてみました。

物理マシンに入れたので、インストール過程を写真にとったのですが、変なおっさんが写り込んでしまったので(笑)、掲載は断念。

で、肝心のメモリオーバーコミットですが・・・




実メモリ8Gに対し、10G分の仮想マシンが起動できています。
しかし、512MBの仮想マシン*2が起動OKなのに、1Gの仮想マシンが起動不可とか、よくわからない挙動をしています。
また、このWebコンソール、インストール直後は認証OKでもエラーで落ちて、マシン再起動すると直るとか、ユーザ追加できるけどロールの設定が見当たらないとか、ログインが時々出来なくなるとか挙動が怪しいです。
ざっと使ってみた感じですと、CloudStackのほうがこの辺りの作りはしっかりしている印象を受けました。

調べてみると、RedHatが提供(?)しているらしい、RDOというものがあるそうなので、こちらもためしてみるつもりです。

CloudStack+KVM環境でメモリオーバーコミットが可能か試してみた。

CloudStackでメモリオーバーコミット(実メモリよりも多くのメモリを仮想マシンに割り当てられる機能)が使用できるかテストしてみました。
(CloudStack4.2)

結論から言いますと、CloudStack+KVM(Qemu)環境では不可能でした。

動きとしては、KVM(Qemu)側ではメモリオーバーコミットは有効なようですが、CloudStack側で実メモリ以上の仮想マシン割り当てをSTOPしているような感じです。
(MySQLのデータを書き換えればいける??)
パラメタにもそれらしき設定は見当たりませんでした。
噂では、商用版VMwareとかXen Serverとかだと行けるらしいのですが・・・

類似のものとして、OpenStackがあるのですが、こちらはメモリオーバーコミットをサポートしていると昨日教えていただきましたので、近々テストしてみたいと思います。

最大メモリが物理メモリの8Gが上限になっている。


実メモリ以上の仮想マシンを割り当てようとするとエラーになる。

KVMサーバ(QEmu)側ではシステムVM含めいくつか起動しているが、約3Gしか食っていない。