2019年3月4日月曜日

技術書典6に出展します!!

突然ですが、技術書典6に自分が所属している「広島電子工作娯楽部」名義で出店してきます。
人生初の自費出版です!


タイトルは「基板を作ってみよう」という何の捻りもないものです。
想定対象読者は、ブレッドボードや万能基板での作成などを経て、電子工作初心者を脱し、そろそろ基板作成に興味はあるけどなんだか難しそうだなぁ。と二の足を踏んでいる人です。

肝心の本の内容ですが、こんな感じです。
気が付いたら90ページを超えていた内容を今回、技術書典6特装版としてギュギュっと52ページに纏めました。
本書の目的は「とにかく基板を作ってみよう。CADの習得はそれからだ」です。
自分は長年基板を作りたいけど手が出ないよね・・・から、去年人生初の基板作成に踏み切り、こんなにも基板作成するハードルや環境が違っていたのかと衝撃と感動を受けました。
どのくらい衝撃だったかというと、勢い90ページくらいの本を書いてしまう程度には。

ではなぜ自分が本を書いたのか。巷にはトラ技を始めKiCadの入門本が溢れています。解説しているブログもたくさんあります。それでも自分は手を出しませんでした。いや、手を出した先が想像できなかったので手を出せなかったのです。
イベントで聞いてみても、「基板作成なんて工業高校には設備や研究室があるから」「技能があるから」また本業でやられている方も「基板発注ってむっちゃ高いよ。CADだって高いし」と実際に基板作成に手を出している人は少ないことを知りました。
3Dプリンタのような、成果物として見えるものでは無いですし、どちらかというと基板は目的のための手段にすぎず、自作したとしても人目に触れるものでは無いのかもしれません。
また、巷の本などでは、KiCadなどCADの操作に重点を置いているものが多く、基板を作りたいという目的に到達するまでの道のりが長く(まるで天守閣が見えるのにお城の周りをグルグル回らされているような感覚)、その結果基板作成は手間と時間がかかり容易ならざるもの。という印象がついているのではと思いました。(自分がそうでした)

そこで本書では、自分が試行錯誤した経験も含め、「まずは基板を作ってみよう。失敗は手を動かしたものしか得ることは出来ないのだから。」という思いをぶつけました。
ページ数の制約上詳細な手順を省いたり、やむなく削除した内容もあります。(自動配線や貫通ビアなどは省略しました)
しかし、LEDをチカチカさせるだけで、次に役に立たない。は避けたかったので、限りある紙面で説明できる限りのことはしました。そこそこの規模の回路図を描き、基板設計をします。

 手書きと違い、コンピュータ上の作業ですので、いくらでもやり直しができます。
本書では実際にFusionPCBに発注をしています。基板作成の費用がどの程度か参考になると思います。
送料込み$14.58で10枚作れます。つまり1枚200円しない程度で作れるんです。
筆者は初めて作った基板は失敗しました。やはりコンピュータ上と実物は違うものです。
しかしその経験は実際に基板を作成しなければ得られなかったのです。
(このころの顛末については、この辺りに上げています)



最後に:
当日皆様に会えることを楽しみにしています!!
本書が少しでも皆様のチャレンジのきっかけになれば、筆者として幸いです。

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