正直100の8portHUBなんてと思ったが、なんか手ぶらで店を出るのもなぁと。
がしかし、電源が入らないではないか!
ほぉ、たまにはジャンクがあるんだ。と言うわけで、サクッと調査。
ACアダプタの電圧は正常。となると、レギュレータ周りが怪しい。
案の定出力の3.3VとGNDがショートしている。レギュレータ表面に目立った異常がないが、
確認の為3.3Vラインを浮かして、ショートしていないかチェック。レギュレータは問題ないようだ。
となると、チップコンデンサのショートな訳だが、3.3Vラインにぶら下がっているコンデンサが無数にある。
あからさまに焦げているとか変色しているのは無かったので、適当に怪しそうなのを剥がしてみるが、全てハズレ。
埒があかないので、少々荒療治で行く。
まず、基板の上に感熱式レシートを貼り付ける。
次に通電。ショートしているコンデンサはかなり熱くなるので、レシートが焦げる->対象が見つかる。
見つかったのはC57。早速引っぺがすと、ショートが直ったので。当たり!!
さて、適当に引っぺがしたコンデンサは全部で3つ。チップなので容量も耐圧も不明だが、
今回も部品取り用HDD基板より形と色が似ているものを頂く。
ゴミのようだ |
一応念のため各部の導通チェックをした上で、アダプタを刺してみる。
無事終了。一応全ポートランプが光ることは確認した。
さて、分解ついでに使用部品を見てみよう。
使用されているICは以下の通り。
AT24C02N(シリアルEEP-ROM)コントローラのRTL8308の設定が格納されていると思われる。
RTL8308(ETHERコントローラ)蟹さんかぁ。割と有名みたい。他社から互換ICも出ているらしい。
AM79C875KC(PHY)今では珍しいかも。昔はコントローラとPHYの2チップ構成がほとんどだった。
これ一つで4Portを受け持つ。8Portなので2つ。ちなみに割と発熱多し(物理層だからねぇ)
1085-33CM(3.3Vシリーズレギュレター)基板には(AS2830)とシルク印字されているが、3.3Vのシリーズレギュレターで電流取れれば何でもOK。このHUB、実は3.3Vで動作しているので、最初から3.3Vのアダプタ(要安定化電源)であれば必要ない。恐らく、余っていた5Vのアダプタを流用する関係上付けたんだろうなぁと推測。
74HC140(PHYのリセット信号生成用?)
基板裏にはビッシリとチップ抵抗やらコンデンサがちりばめられており、ノイズを抑えるのが大変だったのかなーとか思ってみたり。
意外にもLEDの箇所は集合抵抗使わずパラで抵抗が繋いであり、コストかかってるなー
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