少なくとも十数年前から見かけていたSW電源(DCDCコンバータ)がとうとう100円で在庫処分とか
かなり美味しかったので、使う予定もないのに買い込んでしまった。
で写真にあるように、謎の基板。袋には「EPSON カードPC」とかだけ書かれており、付属品その他一切無し。質問不可。特価500円だったので買ってみた。
ググってもそれらしき情報にたどり着けず。これは解析するしかないでしょ。
表側 |
裏側 |
横から |
外すと二枚に分かれる。
一部ホットボンドで固めてあるのが気になる。多分電源管理周りだと思う。
PCMCIAの裏側はシーラスロジック製のコントローラが張り付いている所を見ると、
このコネクタにはPCIバスの信号が出ている物と推測される。
謎の空きパターン |
形状からするに、VGAコネクタとPS2コネクタと見た。
CPUモジュール |
CPU裏側 |
が開かないのでマイナスドライバでこじ開ける。
中身その1 |
中身その2 |
メモリの足の形状から、左側がBIOSか何かを格納しているNANDメモリで、右がDRAMじゃないかな?
32.768KHzの水晶が付いているところを見ると、CPU、チップセット、VGAや各種I/Oがこの4チップにまとめられていると推測される。
取り外すの難儀した~ |
がそう簡単に剥がせるわけが無く、最後はほとんどむしり取った。おかげで1ピン折れてしまったが、特に支障はなさそうなのでよし。
おお!ピッタシ。
では電源を入れたいところだが、そもそもこの基板の動作で電圧はおろか、何処から電源供給するかも極性も分からない。
まぁ、この手の基板は電圧は5Vか12Vと相場が決まっている。
基板を見ると、3.3Vのレギュレータは有るが、5Vを生成している箇所が見あたらなかったので、12Vではないとみて、電圧は5Vに決定。
次に供給する先だが、表に白色のいかにも電源ですという2ピンのコネクタがあるので、パターンを追いかけて極性を確認後、手持ちの電源装置に接続。
したが、電圧降下が起きて3V台になってしまった。電流が足りないらしい。
仕方ないので、5V2Aのアダプタを繋いでみるが、結果同じ。
やけくそでデスクトップPCの電源を繋いでみたが、なんとそれでも電圧降下が起こる。
どっかショートしているのか、そもそも5Vではないのか不明だが、元から壊れている可能性もあるので、本日はここまで。
次、100円で購入したSW電源。
元は1500円しました。 |
使う予定も用途もないのに、勢い3つも買ってしまったぜ。
入力:DC110V
出力:DC14V1.1A
型番はSVA24SD(時代的に購入したやつはRoHs非対応だと思う。取説が手書きだし)
中味その1 |
ならばテストしてみたいが、燃えたりしても怖いので、ブレーカーを経由して繋ぐ。
ちなみにブレーカーのことをテンパールといったりするが、これは広島にあるとっても有名なブレーカーメーカーの名前です。
ついでにブレーカーも分解してみた。これは小学生の頃、親父に配電盤を組まされていたときに使っていた物。何回も分解しているので落ちることは落ちるだろうけど、恐らく規定電流では動作しないだろうな。
今の人はもしかしたらブレーカーの中身を見たことがない人いるんじゃないかな?
写真はつまみの部分を外しているけれど、奥にあるのが電磁石で、手前にあるのがバイメタルに巻かれた電熱線です。
過電流が流れると、バイメタルが加熱されて変形し、ネジで留めてある白いプラスティックの部品を手前に押すと、ロックが外れてブレーカーが落ちます。
同じく、奥の電磁石もある強さ以上になると、鉄片を引きつけて、それが白いプラスティックの部品を手前に倒すので、ロックが外れます。
電磁石と電熱線は直列で繋いであり、瞬間的に大電流が流れた場合は電磁石が、ジワジワと増えていった場合はバイメタルが機能するように出来ています。
で、動作確認した結果、無負荷状態でかつ短時間だけれど、全てAC100V入力で動作OKでした。
あれ?2個増えているぞw |
カノープスと有る当たり、キャプチャボードを買ったときの付属品か何かだろう。
試しに繋いでみたが、特にドライバを要求されるわけではなく、認識されてのかも良く分からない。
表 |
裏 |
裏に張り付いているICはUSBコントローラかと思ったが、MC68HC908JB8という8bitマイコンらしい。
ググると結構色々出てきたのでそれなりに有名らしい。
プログラム書き換えて遊べるかと思ったが、なにぶん古い物らしく、書き換えに高電圧がいるらしい。AVRでいいかな。
最後に、以前アキバで購入したプラネクスのジャンク無線ルータ。たしか300円か500円だったと思う。
これ、そもそも製品にシリアルNoが入っていないという代物で、型番でググるとこんなページが出てくる中々ハードな物。
まぁサクッとDD-WRTでも入れるつもりだったので、サクッと分解。爪があちこち折れるが気にしないw
中身は”えっ!”って思うくらいシンプル。主要なチップはフラッシュROMとDRAM2個とCPUだけ。
しかもこのCPU、小さいながらも詰め込まれた機能は恐ろしく、
5PortのスイッチングHUB、2個の無線LAN、フラッシュROMやDRAMのアクセスからアクセスステータス表示用LEDの制御まで全てワンチップ。しかも無線は802.11n対応。データシートによると、USBコントローラまで内蔵している?
裏面 |
コスト削減とはいえ、無線LANのPA段にシールドが無かったり、そもそも詰め込まれた機能を考えれば、CPUに何らかのシールドが必要な気がする。
で、地雷だなんだと言われる理由としては、コスト削減と設計の無理がたたり、どうもCPUが不安定になるようだ。かなり発熱するにもかかわらず、湿布のような、貼れば放熱しますという怪しいシートを貼ってあるだけ。(実際の製品に組み込まれているの始めてみました。いや製品じゃないかw)
試しに手元にあった小型のアルミ板を貼り付けてみたが、とても追いついていないので、適当な放熱板を付けてみた。
高さ的にはCPUが一番背が高いので、他の部品と接触や干渉はないが、一応両面テープで絶縁しておいた。
これ、元々3レギやTR用の放熱板で、それなりの放熱効果が期待できるが、これでやっと触れる程度になった。逆に言えば、これだけの放熱板を暖めるだけの発熱が有るのだから、放熱板なしは設計的にあり得ないだろ。
ちなみに、放熱板の大きさに対し、両面テープの接触面が小さいので、縦置きは不安。放熱板の自重で剥がれ落ちそうだし、万一CPUごと剥がれたり接触不良になっても嫌なので、横置き専用だな。
ファームの書き換えは一筋縄ではいかないようなので、ぼちぼちやるか。
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