某岡山の勉強会へ参加するついでに、現地のハードオフでジャンクを漁っていたところ、
不動品と書かれたポータブルCDプレイヤーを捕獲しました。
見た目凄くきれいで、いったい何が壊れているのか楽しみだったのですが・・・
はい。普通に新品でした。問題なく動作します。
取説もご丁寧に付属していました。
音楽ファイルが保存された。とあったのでちょっと期待したのですが、音楽CD以外は動きません(笑
60sのアンチショックがついているようです。が今時リモコンもなく、本体ボタン操作です。
流石にボリュームはダイヤルではなく電子ボリュームでしたが。
裏にメーカー名とか在ってもよさそうですが何もありませんでした。
普通に動くので面白くないから分解してみました。
基板ちっさ!!
ってかCRが多い。多すぎないか??
空きパターンはDRAMが乗りそう。SIMMにのってるチップのような形状。
てっきり古代の遺物かと思いましたが、基板製造年月は2017/9/30と以外に新しい。
なのにリモコンもMP3再生機能もない。
裏はわずか3チップ。
この間沢山のチップが張り付いたCDデッキを直してたので、時代の進歩は凄いですね。
あれだけの回路がこれに集積されている。
左から。
サーボ制御用ICです。
BA5901と互換品っぽい。
実質1ChipなCDプレイヤーのマイコン。
この中にサーボコントロールへのIO、ピックアップ周りからDA、アンチショックのDRAMアクセス回路からSWのIO、液晶制御などが入っている。
型番はググってみたけどそれらしきものがヒットせず。
アンチショック用のDRAMと思われます。
昔のCDデッキからは、DRAMじゃなく制御が単純なSRAMが入っていましたが、今時のマイコンはDRAM制御なんてお手の物です。
さてこいつ、これだけ高集積なチップ積んでいるのに、なんとCD入れ替え、電源断で、ボリュームを記憶しませんww
ということで、CD入れ替えるたびに爆音でなりますOrz
これ、マイコンのプログラムバグかと思ったのですが・・・
どうやら仕様のようです(汗
2018年2月25日日曜日
2018年2月12日月曜日
古いCDデッキを直してみた。
以前ミニコンポをバラして修理したので、そういえばまだ古いCDデッキが押し入れに眠っていたなぁ・・・
っと漁ってみました。
こいつは確か高校生の時粗大ごみから拾ってきたもの。
KENWOOD製なら大丈夫だろうと。
この手の骨とう品(コラ は、いきなり電源を入れると火を噴いたり危険なので、まずは分解チェックをします。
黒い!そして汚い!
蓋の裏も真っ黒です。
サーボ周りがディスクリートです。時代を感じますね・・
使われている部品は4558とTA7256P。
流石にこれだけでPLL+CLVサーボ組めるわけないので、裏に制御用ICが張り付いていると思われます。
基板の中央に堂々と電源回路が(汗
そしてなんかダイオードの足が錆びているように見える・・・
しかし、ノイズの塊なACをアナログ、デジタル回路が乗る基板の真ん中に配置するか??
ちょっと信じられないのですが、トランスの真上にピックアップ制御回路が乗っています。
トランスにはショートリングが巻いてあるとはいえ、誘導ハムとかの考慮は大丈夫なんでしょうか??
DA変換部です。
今はもう絶滅してしまったフィルムコンデンサがありますね。
村田製のハイブリッドICが乗っています。おそらくフィルター回路かな?
20152というのは、当時よく使われた積分型DAだそうです。
蛍光表示管及びシステム制御用ワンチップマイコン。upd7516
4bitマイコンのようですね。
蛍光表示管制御の為に高電圧対応な専用ポートがあり、当時はよく使われたようです。
電源部は盛大に吹いていました。
当時のアンプとかなんで電源コンデンサに茶色い謎の塗料を塗布するのでしょうか??
周辺にケミカルな被害が甚大です。
ダイオードの足は完全に錆びて切れていました。
その他あちこちに被害が・・・・
という訳でザクザク撤去していきます。茶色い塗料も可能な限り除去します。
サービスマニュアルも回路図もないので 、ダイオードの型番が不明ですが、
パターンから単なる全波整流しているようなので、困ったときの定番10D1を・・・
と思ったら今はもうないんですね。
秋月で適当な汎用整流ダイオードを入手しました。
音が鳴ればいいので、コンデンサは手持ちの以前仕入れたジャンクコンデンサ袋から。
一部プリントパターンが死んでいたので補修。
基板の状態から、+-12V生成用レギュレータが78L12、79L12だったのを通常品7812、7912にしました。
多分500mAだと不足のようで、基板が焦げていたので。パターンにピッチ的には問題ないです。ヒートシンクはないですがまぁ大丈夫でしょう。
交換した後は普通に触れる程度の発熱に収まったようです。
何かの駆動用と思われるパワトラも本当はヒートシンクつけた方が良いんだろうなぁ。
ピックアップが動いたときに触れないくらい熱くなるので。
無事直ったようです。
しかし、当時はプログラム再生は出来ても、リピート再生機能はなかったのね。
オマケ。
2回ほど修理歴があったようです。
昔は修理に出すとこのような小さな張り紙がされました。
しかし、基板にはKENWOODなんて一文字もなく、あるのはコンデンサで有名なELNA。もちろんすべてのコンデンサはELNA製でした。ELNAでも吹くんだ。
KENWOODではなくどこかのOEMだったのか。とかあの電源配置、トランスの真上のピックアップ回路とか色々疑問の多い構成でした。
恐らく製造時期は1980年代と思われるので、当時の技術ではCDを再生するのは大変だったのかなぁ。
後期になると、DACも進化します。
TWIN DACと誇らしげに書かれたTEACなデッキです。
まぁLRとそれぞれにDAC(PCM56)が乗っているだけなんですけどね。
PCM56は積分型DAではなく、R2ラダー型DAだそうです。
時代が進んでいると、基板も奇麗ですね。
しかし何故この時代のLSIは基板をくり抜いて実装していたんだろ??
時代的に半田層実装だと思うけど、この通り表面実装は出来なくはなかったわけだし。
っと漁ってみました。
こいつは確か高校生の時粗大ごみから拾ってきたもの。
KENWOOD製なら大丈夫だろうと。
この手の骨とう品(コラ は、いきなり電源を入れると火を噴いたり危険なので、まずは分解チェックをします。
黒い!そして汚い!
蓋の裏も真っ黒です。
サーボ周りがディスクリートです。時代を感じますね・・
使われている部品は4558とTA7256P。
流石にこれだけでPLL+CLVサーボ組めるわけないので、裏に制御用ICが張り付いていると思われます。
基板の中央に堂々と電源回路が(汗
そしてなんかダイオードの足が錆びているように見える・・・
しかし、ノイズの塊なACをアナログ、デジタル回路が乗る基板の真ん中に配置するか??
ちょっと信じられないのですが、トランスの真上にピックアップ制御回路が乗っています。
トランスにはショートリングが巻いてあるとはいえ、誘導ハムとかの考慮は大丈夫なんでしょうか??
DA変換部です。
今はもう絶滅してしまったフィルムコンデンサがありますね。
村田製のハイブリッドICが乗っています。おそらくフィルター回路かな?
20152というのは、当時よく使われた積分型DAだそうです。
蛍光表示管及びシステム制御用ワンチップマイコン。upd7516
4bitマイコンのようですね。
蛍光表示管制御の為に高電圧対応な専用ポートがあり、当時はよく使われたようです。
電源部は盛大に吹いていました。
当時のアンプとかなんで電源コンデンサに茶色い謎の塗料を塗布するのでしょうか??
周辺にケミカルな被害が甚大です。
ダイオードの足は完全に錆びて切れていました。
その他あちこちに被害が・・・・
という訳でザクザク撤去していきます。茶色い塗料も可能な限り除去します。
サービスマニュアルも回路図もないので 、ダイオードの型番が不明ですが、
パターンから単なる全波整流しているようなので、困ったときの定番10D1を・・・
と思ったら今はもうないんですね。
秋月で適当な汎用整流ダイオードを入手しました。
音が鳴ればいいので、コンデンサは手持ちの以前仕入れたジャンクコンデンサ袋から。
一部プリントパターンが死んでいたので補修。
基板の状態から、+-12V生成用レギュレータが78L12、79L12だったのを通常品7812、7912にしました。
多分500mAだと不足のようで、基板が焦げていたので。パターンにピッチ的には問題ないです。ヒートシンクはないですがまぁ大丈夫でしょう。
交換した後は普通に触れる程度の発熱に収まったようです。
何かの駆動用と思われるパワトラも本当はヒートシンクつけた方が良いんだろうなぁ。
ピックアップが動いたときに触れないくらい熱くなるので。
無事直ったようです。
しかし、当時はプログラム再生は出来ても、リピート再生機能はなかったのね。
オマケ。
2回ほど修理歴があったようです。
昔は修理に出すとこのような小さな張り紙がされました。
しかし、基板にはKENWOODなんて一文字もなく、あるのはコンデンサで有名なELNA。もちろんすべてのコンデンサはELNA製でした。ELNAでも吹くんだ。
KENWOODではなくどこかのOEMだったのか。とかあの電源配置、トランスの真上のピックアップ回路とか色々疑問の多い構成でした。
恐らく製造時期は1980年代と思われるので、当時の技術ではCDを再生するのは大変だったのかなぁ。
後期になると、DACも進化します。
TWIN DACと誇らしげに書かれたTEACなデッキです。
まぁLRとそれぞれにDAC(PCM56)が乗っているだけなんですけどね。
PCM56は積分型DAではなく、R2ラダー型DAだそうです。
時代が進んでいると、基板も奇麗ですね。
しかし何故この時代のLSIは基板をくり抜いて実装していたんだろ??
時代的に半田層実装だと思うけど、この通り表面実装は出来なくはなかったわけだし。
2018年2月11日日曜日
壊れたコンポからCDを救い出してみた。
友人より、古いコンポでCDが飲み込まれた。と連絡があったので、面倒くさそうだなぁ。と思いながらも救い出してみました。
まずは観察。
この手のミニコンポはやたら分解しづらいので面倒です。
結構トリッキーな構成になっていたりします・・・
外装を引っぺがします。
みっちり詰まっていますね。
目的のCDドライブユニットは一番最下層・・・
この段階で面倒くささが半端ないです。
経験上ボリュームの下に隠しねじが良くあるので引っぺがします。
案の定あったので外します。
底のねじも外します。
これでフロントが外れるかと思ったのですが・・・
外れたのは化粧カバーだけでしたOrz
なんとかMDユニットやもろもろをバラしました。
経年劣化でプラスティックが一部折れてしまいましたがまぁ仕方ない。
すっかり劣化で硬くなってしまっていて、プラスティックの爪が曲がらず随分難儀しました・・・
飲み込んだのは案の定ゴムベルトが伸びたのが原因ですね。
っといっても手持ちで使えそうなのは少し細いんですよね。
まぁ長く使うものでもないので(ぇ
支障はないでしょう。
ちなみに、ゴムベルトは時々動かしていないと劣化が早そうです。
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