っと漁ってみました。
こいつは確か高校生の時粗大ごみから拾ってきたもの。
KENWOOD製なら大丈夫だろうと。
この手の骨とう品(コラ は、いきなり電源を入れると火を噴いたり危険なので、まずは分解チェックをします。
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黒い!そして汚い!
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蓋の裏も真っ黒です。
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サーボ周りがディスクリートです。時代を感じますね・・
使われている部品は4558とTA7256P。
流石にこれだけでPLL+CLVサーボ組めるわけないので、裏に制御用ICが張り付いていると思われます。
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基板の中央に堂々と電源回路が(汗
そしてなんかダイオードの足が錆びているように見える・・・
しかし、ノイズの塊なACをアナログ、デジタル回路が乗る基板の真ん中に配置するか??
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ちょっと信じられないのですが、トランスの真上にピックアップ制御回路が乗っています。
トランスにはショートリングが巻いてあるとはいえ、誘導ハムとかの考慮は大丈夫なんでしょうか??
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DA変換部です。
今はもう絶滅してしまったフィルムコンデンサがありますね。
村田製のハイブリッドICが乗っています。おそらくフィルター回路かな?
20152というのは、当時よく使われた積分型DAだそうです。
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蛍光表示管及びシステム制御用ワンチップマイコン。upd7516
4bitマイコンのようですね。
蛍光表示管制御の為に高電圧対応な専用ポートがあり、当時はよく使われたようです。
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電源部は盛大に吹いていました。
当時のアンプとかなんで電源コンデンサに茶色い謎の塗料を塗布するのでしょうか??
周辺にケミカルな被害が甚大です。
ダイオードの足は完全に錆びて切れていました。
その他あちこちに被害が・・・・
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という訳でザクザク撤去していきます。茶色い塗料も可能な限り除去します。
サービスマニュアルも回路図もないので 、ダイオードの型番が不明ですが、
パターンから単なる全波整流しているようなので、困ったときの定番10D1を・・・
と思ったら今はもうないんですね。
秋月で適当な汎用整流ダイオードを入手しました。
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音が鳴ればいいので、コンデンサは手持ちの以前仕入れたジャンクコンデンサ袋から。
一部プリントパターンが死んでいたので補修。
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基板の状態から、+-12V生成用レギュレータが78L12、79L12だったのを通常品7812、7912にしました。
多分500mAだと不足のようで、基板が焦げていたので。パターンにピッチ的には問題ないです。ヒートシンクはないですがまぁ大丈夫でしょう。
交換した後は普通に触れる程度の発熱に収まったようです。
何かの駆動用と思われるパワトラも本当はヒートシンクつけた方が良いんだろうなぁ。
ピックアップが動いたときに触れないくらい熱くなるので。
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無事直ったようです。
しかし、当時はプログラム再生は出来ても、リピート再生機能はなかったのね。
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オマケ。
2回ほど修理歴があったようです。
昔は修理に出すとこのような小さな張り紙がされました。
しかし、基板にはKENWOODなんて一文字もなく、あるのはコンデンサで有名なELNA。もちろんすべてのコンデンサはELNA製でした。ELNAでも吹くんだ。
KENWOODではなくどこかのOEMだったのか。とかあの電源配置、トランスの真上のピックアップ回路とか色々疑問の多い構成でした。
恐らく製造時期は1980年代と思われるので、当時の技術ではCDを再生するのは大変だったのかなぁ。
後期になると、DACも進化します。
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TWIN DACと誇らしげに書かれたTEACなデッキです。
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まぁLRとそれぞれにDAC(PCM56)が乗っているだけなんですけどね。
PCM56は積分型DAではなく、R2ラダー型DAだそうです。
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時代が進んでいると、基板も奇麗ですね。
しかし何故この時代のLSIは基板をくり抜いて実装していたんだろ??
時代的に半田層実装だと思うけど、この通り表面実装は出来なくはなかったわけだし。
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