2018年6月17日日曜日

ESP-WROOM-02のRev2バグを直してみた。

SwitchScienceで販売しているESP-WROOM-02開発ボードのRev2には、外部電源で動作しないバグがあります。参考
現在は修正済みのRev3が販売されていますが、今回Rev2のボードを入手しましたので、バグの修理をしてみたいと思います。

Rev2とRev3の違いは、(回路図が正しければ)FT231XSをUSBの5Vで駆動するか、レギュレータを通して3.3Vで駆動するかなので、USBのVBUSをカットして、レギュレータの3.3Vにつないであげれば良さそうです。

(なお、HPには13-15pinを半田でショートしていますが、14Pinのリセットも3.3V供給するのはデータシート見る感じ違う気がしたので繋ぎませんでした。)

まずは、VBUSをカット(15Pin)への接続ポイントを探します。
隣にデータ線がありますが、この場所が比較的場所が広くてカットしやすそうです。
未実装のD3には、3.3Vが繋がっているので、そこからカットした15Pinへ配線すると楽そうです。
 
 さらに、3Pin、13Pin(Rev3の回路図では未実装ですが、データシート上では接続との事。Rev2では接続)に3.3Vを供給します。
13Pinは場所が狭いので、3PinとつながっているC1にジャンパ飛ばします。
  
3.3Vはどこでもいいのですが、LEDの片方から取りました。
 
 では実際に作業してみます。
100均で仕入れたデザインナイフでパターンをゴリゴリ削ります。
レジストを剥がしたら、グッと力を入れてカットします。
滑らせると、銅箔面で刃が滑ってケガの元ですので、焦らず少しづつやるのがコツです。
(緑色に汚れているのは、隣のデータ線のレジストが削れてしまったので、手持ちのレジスト修復剤で補修した跡です)
 
 C1に半田付けしてジャンパーを飛ばします。
 
 3.3Vを取ってくる場所はどこでもいいのですが、近場でかつ比較的パターンが広くブリッジしづらそうな場所をチョイス。
 
 最後は念のため基板の裏からLEDライトを当てて、確実にパターンが切断されていること、導通チェックして終了です。
 
 なお、無改造品は外部電源で動作しません。(FT231XSに電源が供給されず、ポートからの電流で誤作動しているのか、TX,RXのLEDが点いたままです。)
 
 改造品はちゃんと外部電源でも動作します。
  
 プログラムを書き込んで、USB供給、書き込みチェック、外部電源でのLチカチェック(サーバのファンが煩いw)

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