パソコン工房にて、今度は写らない液晶をゲットしました。
いまどきスクエアな19インチ液晶なんですごく微妙というか
ゴミなんですが
何故こいつを入手したかというと、ちょっと経験したことのない壊れ方をしているんです。
通常、液晶の故障といえば、割れたとかを除いて、バックライト回りが多いんです。
なので、電源を入れても写らない。けどうっすらと表示内容が見える。
とかなんですが、今回のは真っ白。
聞いたところによると、
ノーマリーホワイトというらしいです。
この状態で、OSDも何も表示されません。
少なくともバックライトは生きているようです。
というわけでサクッと分解~
(この時はまだ楽勝だと思っていた)
まずは第一段階突破。爪を無傷で外す方法はないものか。
第二段階突破
今回は制御基板に狙いを決めて…
ってこれまたわかりやすい
見事に焦げてます。
基板の調査中・・・
残念ながらパターン死亡…
が経験的にこれはトランジスタで、きっと5vをスイッチしてロジック回路に電源供給しているはず
ここで登場。困った時の1815
さて、火をふくか、無事動くか…
残念。
液晶パネルへの電流は1.5A。ちょっと多い気がしなくもないが…
そしてじわじわ上がっているのが怖い。
パネル側に問題があるのかも。
パネルの方は、特に問題なさそう。若干焦げてるけど許容範囲内
焦げ具合から、元々結構電気食うと推測。スイッチ用トランジスタの放熱不良か定格に無理があって破壊されたと推測。
とりあえず、直結して他に問題がないか見てみよう。
ヒューズを飛ばしたりしながら試行錯誤した結果、原因がおそらく判明。
液晶パネルのコントロール基板に張り付いているチップコンデンサが一つショートモードで故障しとる!!
こいつらのどれだろう・・・
原因のコンデンサを特定した!
iPhoneでかなり苦労して撮影したけど、真ん中に「く」のようなヒビが入っている。パンクした証拠
鉛筆の落書きではない。
ちなみに場所はここ。
前回当たりをつけたところは、スカだった(回路的につながっていただっけ)
後日ジャンク屋にて適当なPchMOS-FETを入手し、チップコンデンサを張り替えたところ、無事復旧できました。
予想以上に長期戦になりました。